はんだごて

工具のお話です。

オーディオのキットを組み立てる時や電子工作に必ず必要な工具にはんだごて(ハンダゴテ)があります。
私は、実家が電気屋さんでしたから、幼少の頃からハンダゴテには慣れ親しんできました。

大手電機メーカーにいたころは、工作機械制御用のCPUボードを機器に正式に組み込む前の開発版として、汎用プリント基板にバラック状態で部品を組み込むのに、自分ではとても購入できない、温度制御がしっかりできる高級品を使えました。
また、研究開発部門へ配属されたときは、1台何百万円もする測定機器を自由に使うことができました。

 実家へ戻ってきて、まず、テレビや家電品の修理に使用する自分用のハンダゴテを用意しようと思ったとき、何を購入しようかとても迷った記憶があります。
そこで、家電メーカーのサービスマンが携帯していたハンダゴテを参考に購入したのが、ガンタイプで、W数が押しボタンで瞬時に切り替えることが可能なタイプでした。

メーカーは異なりますがこんなタイプ

おそらく、出張修理に出向くサービスエンジニアにとっては、プリント基板のICから電源端子に至るまで、ハンダゴテを何本も持参できないので、ボタンを押すと瞬時に20W-120Wまで切り替えられるこのようなタイプのハンダゴテが便利だったのでしょう。

私もこのタイプのハンダゴテを20数年使ってきたため、コテ先がボロボロになってしまい、交換用のコテ先を探しましたが、既に廃番になっており、入手困難であることが判明。
この際、趣味のキット製作などに使うハンダゴテを新調しようと、色々探すことにしました。

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2011/05/13 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:工作

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