VoyageMPD0.9.1_Starter Kitの簡単初期設定

ここでは、高度なチューニングは行わず、すぐに音楽を聴きたい方のために最低限の設定方法を記述しておきます。

VoyageMPD0.9.1をインストールしたばかりのCFカードでVoyageMPD Starter Kitを立ち上げた場合や購入した直後のVoyageMPD Starter Kitの設定で初心者のみならず、久しぶりにさわろうとしたときに困るのが、VoyageMPD Starter KitのIPアドレスを調べる方法だと思います。

それこそ、ネットで調べればいろいろな方法で調べることができます。

以前に 私が「IPアドレス確認方法」でご紹介&推奨した TWSNMPマネージャ は無料でとても優れたユーティリティです。

まだの方は、ぜひTWSNMPマネージャ を使ってみて下さい。
このソフトの使い方をユング君さんが  「Voyage MPD Starter Kit」のIPアドレスの確認方法」 で詳しく解説されています。

ここまで読み進めて来られた方は、すでに「Poderosa」の使い方等はご存じのこととして話を進めます。

 

 初期設定

「Poderosa」などで、SSH接続して
ユーザー:root
パスコード:voyage

でログインします。

 
remountrw – mount disk as read-write となっているので
変更を保存できるようにするコマンド(おまじないのようなもの(^_^))
root@voyage:~# remountrw

を入力しておきます。

1.ネットワーク設定
IPアドレスがDHCPで自動取得のままでは何かと都合がよろしくないので、固定にします。
(アドレスがころころ変わると、MPDクライアントで接続する度に調べなければなりません)

Linux界隈では「vi」というテキストエディターが有名ですが、どうも私は馴染めません。
Windowsのエディターに慣れ親しんだ方なら余計に覚えにくいと思います。

そんな方にも比較的使いやすいのが、「nano」ではないかと思います。
ここでは、「nano」を使ってみます。

IPアドレスを固定にするため、 /etc/network/interfacesを編集します。

root@voyage:~# nano /etc/network/interfaces

auto eth0
iface eth0 inet dhcp


auto eth0
#iface eth0 inet dhcp →頭に#をつけてコメント行にする

以下の行を挿入していく
iface eth0 inet static  #→固定コマンド
address 192.168.0.2  #→固定したいアドレス
netmask 255.255.255.0
network 192.168.0.0
broadcast 192.168.0.255
gateway 192.168.0.1  #→ルーターなどのアドレス
dns-nameservers 192.168.0.1

「Ctrl」+「O」で上書き

「Ctrl」+「X」で終了

 

2.音楽ファイルを収納している外部ストレージをマウントする

私の場合、音楽データファイルをNASに保存しています。
ネットワークに接続していれば、色々な機器からアクセスできて便利です。

NASをマウントするように設定します。

root@voyage:~# nano /etc/fstab

最終行に以下を追記します。
//192.168.0.*/iTunes /music cifs username=name,password=,uid=mpd,iocharset=utf8 0 0

<<自分の環境に合わせて変更>>
//192.168.0.*   →NASやデーター保存機器のIPアドレス
/iTunes /music  →NASの音楽を保存してあるホルダー
 /music        →Linuxのマウントポイント
username=name →NASなどへアクセスする時のユーザー名
password=     →passwordなしでOK
uid=mpd      →uid=mpdでOK

3.音楽ファイルにシンボリックリンクを張る
root@voyage:~# mkdir /music   (/music ディレクトリー=マウントポイントを作成)
root@voyage:~# mount -a   (fstabのマウントを実行する)

root@voyage:~# ln –s /music /var/lib/mpd/music

4.起動の度にコマンドを入力しなくてもよいようにする
root@voyage:~# nano ./.bashrc

最終行に以下の2行を書き込む
remountrw
/etc/init.d/mpd start-create-db

 

以上で、最低限の設定は終了です。

このままでも、ノーマルVoyageMPD Starter Kitの音は楽しめるはずです。

初心者レベルで色々といじる場合は
mpd.conf の設定 をやってみてください。

root@voyage:~# nano /etc/mpd.conf

●#をはずして有効化した後、数値を調整する箇所 
  audio_buffer_size “****”   → 例:”1024″   *数値は各自で調整
  buffer_before_play “***%”  → 例:”100%”   *数値は各自で調整

では、Good luck! 

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